プレゼンテーション用フリップチャート
アクセント教育の研究(これまで) ・学習者の発音/聞き取りの傾向 しかし、海外でのアクセント教育の実態は、よくわかっていない? 1 |
日本語教育:海外中心 ●海外のノンネイティブ教師は、日本語アクセント教育についてどう考えているか? 2 |
磯村(2000)の予備調査 韓国38人 3 |
国、人数が増えた結果は.... →だいたい同じ しかし、国ごとの特徴が見られる場合もあった 4 |
1.日本語アクセントに関する知識
<自国でどのぐらい習ってきたか?>
●アクセントがある ●概論的な知識 ●個々の具体的な知識 中国 5 |
アクセント型の名称(頭高型、平板型....) →中国、韓国、マレーシアで 6 |
アンケートの問題点 ・わかってないで答えてる? ・「日本に来る前」が徹底されてない? ・教師を対象: 7 |
2.教材の現状
<自国で使っている教材に、アクセントの記号が書いてあったか>
全体的な傾向: 中国:ほとんど「書いてあった」 タイ:わりと多い 8 |
中国: タイ: 9 |
どこまで書いてあるかは不問でこの数字 よくある例: 10 |
海外で広く使われている、日本で作られた教科書 11 |
3.学生にアクセントを教えているか?
教えてない場合、その理由は?
全体的に: 「教えていない」多い 中国: 「教えている」ほとんど タイ: 半々ぐらい 12 |
「教えているか」どうかは、 「教科書に書いてあったか」と深い関係がありそう? (ちなみに、相関係数=0.88) 13 |
教えている内容: ・母語での説明 →同じぐらい行われている 14 |
教えていない理由: ●自分が知らない 積極的理由から、あえて教えていないという教師は少ない 15 |
「日本人の仕事だから」 インドネシア、ヨーロッパ、CIS、オーストラリア 16 |
3.教師としてのビリーフ
<アクセント教育についてどう考えているか>
理想や希望: →どこの国も、極めて高いモチベーション 17 |
しかし、日本語のアクセントは「難しい」と感じている 中国:難しいとはあまり思っていない 18 |
アクセント教育についての意見 ●早くから教える(習う)べき ●教材にアクセントの記号を ●みんなが勉強したほうがいい 19 |
「教えるのは日本人の仕事」→反対多し
しかし、賛成の国も: 「教えない理由」とも関係? 20 |
アクセントを習うなら
→まずは東京のアクセントを しかし、住むならその土地のアクセントも 21 |
4. まとめ
海外の日本語教育: アクセントを教えている例はあまり多くない 22 |
教えたい、教えるべき 自信がない、難しい、教えられない 23 |
なぜ? ●教えてもらわなかった ●教材に書いてなかった ●具体的な情報の不足 24 |
<悪循環> 教えない 25 |
中国の例: ・書いてある 26 |
●教科書の語彙にアクセントの記号を ●学習の初期から韻律の違いを意識化 27 |
学びたい学習者から学ぶ機会を奪わない 学びたければ学べる環境を作っていく 28 |
これまでの犠牲者?
→アクセントについての知識が取り戻せるような教材 29 |
おわり